アジャイル型共創による高齢者補助ロボット用ネットワークプラットフォーム技術の研究開発
私たちの身の回りには多くのセンサやロボットがあり、これらのデバイスを活用した多様なクラウドサービスが出てくることが期待されます。限られた帯域で多くのセンサやロボットの通信を支えるネットワークプラットフォームでは、センサやロボットを用いて提供されるクラウドサービスの品質が担保されるよう、センサやロボットの通信の特性だけではなく、クラウドサービスにおけるセンサやロボットの重要度も考慮したネットワークの制御 (優先度制御や帯域の割り当て等) を行う必要があります。また、センサやロボットは複数人で共有されること、人間の状態によって利用するクラウドサービスが変化することも考慮する必要があります。
ACCRAプロジェクトの目的は、高齢者支援システムを対象とし、高度なICTロボティクスを用いた高齢者支援システムのアジャイル型共創開発手法を定義し、その手法の効果を実証することです。そのため、3つのユースケースを設定し、それらに対するアプリケーションの開発と、アプリケーションを支えるプラットフォーム技術の開発を行います。本研究室では、ロボットや各種センサなどを用いて構成される高齢者支援システムを支えるネットワークプラットフォームの研究開発を担当しています。