あらゆるモノがネットワーク機能を内蔵しいつでもどこででもインターネットにつながるユビキタスネットワーキング環境を、安定かつ安価に実現し、さらにそれを安全・安心に利用するための技術の研究を行っている。
SDN (Software Defined Networking)やP4やXDPなどプログラマブルなネットワーク技術を用いてネットワークの論理構成や制御方式を柔軟に変更したり、NFV (Network Functions Virtualization) やEdge Computingを用いたソフトウェアによるスケーラブルなMiddleboxを実現する技術等の研究を行っている。
ダークネット(未使用のIPアドレス空間) やハニーポット(おとりサーバ)、一般的なWebサーバ等で観測された攻撃やサイバー脅威情報などを分析し、分析結果に基づき動的にセキュリティ対策の行う技術等の研究を行なっている。
インターネット上で見知らぬ相手と通信する際に、必要最小限の情報を交換して信頼関係を構築し、相手に不正を働かせないことを保証するための、暗号や電子署名などに基づく安全なプロトコルの開発と、応用・実装に関する研究を行っている。
オンデマンド型電力ネットワークの実現へ向けて、情報通信技術をエネルギー管理へ応用する研究を行っている。インターネット上で使われているルーティングや資源予約などのプロトコルを電力ネットワークに適用させるための検討や、電力パケット技術の開発・実装を行っている。
グラフや論理式などを対象とした組合せ判定問題や最適化問題に対し、アルゴリズムの設計やその性能評価を行う。性能評価では、実装による計算機実験および、近似アルゴリズム、オンラインアルゴリズム、制度設計理論などの立場から理論的な解析を行う。また、NP完全性、近似不可能性などの観点から問題の計算複雑性を解析する。